2018年 7月 の投稿一覧

総合旅行業務取扱管理者試験

総合旅行業務取扱管理者の試験について紹介します。

[総合旅行取扱管理者試験 受験案内 https://www.jata-net.or.jp/seminar/exam/exam_index.html]

概要

総合旅行取扱管理者試験は、一般社団法人 日本旅行業協会(JATA)が観光庁長官の試験事務代行機関として試験を実施しています。

試験日 一年に一回。例年10月前半の日曜日。
試験地 8つ。北海道、宮城、東京、愛知、兵庫、広島、福岡、沖縄。
受験手数料 6,500円
試験時間 11時00分~ 12時20分(80分)(業法、 約款)
13時30分~ 15時30分(120分)(国内旅行実務、海外旅行実務)
受験資格 制限は特になし
受験願書締切 例年8月上旬頃
受験票の発送 例年9月下旬頃
結果発表 例年11月下旬頃

試験科目

次の4つの試験科目があります。

  1. 旅行業法及びこれに基づく命令
  2. 旅行業約款、運送約款及び宿泊約款
  3. 国内旅行実務
    1. (本邦内の運送機関及び宿泊施設の利用料金、その他の本邦内の旅行を取り扱う旅行業務に関連する料金)
    2. (その他本邦内の旅行業務に関する実務)
  4. 海外旅行実務
    1. (本邦外の運送機関の利用料金、その他の本邦外の旅行業務に関連する料金)
    2. (旅券の申請手続、通関手続、検疫手続、為替管理その他の本邦外の旅行業務に必要な法令)
    3. (本邦及び主要国における出入国に必要な手続に関する実務)
    4. (主要国の観光) / (本邦外の旅行業務に必要な語学) / (その他本邦外の旅行業務に関する実務)

試験科目の一部免除

次のいずれかに該当する人は、科目免除があります。

免除の根拠 免除科目
国内旅行業務取扱管理者有資格者 1.旅行業法, 3. 国内旅行実務
前年度または今年度の総合旅行業務取扱管理者研修 科目修了者 修了した科目に応じて次が免除される。
3. 国内旅行実務, 4. 海外旅行実務
前年度の総合旅行業務取扱管理者試験 科目合格者 合格した科目に応じて次が免除される。
3. 国内旅行実務, 4. 海外旅行実務

試験方式

4つの選択肢から1つまたは複数を選ぶ多肢選択式です。解答はマークシートに記入します。

科目 配点合計(点) 配点と問題数 合格点
旅行業法令 100 4点×25問 60点
約款 100 4点×20問
2点×10問
60点
国内旅行実務 100 2点×20問
5点×12問
60点
海外旅行実務 200 5点×24問
2点×19問
6点× 7問
120点

「国内」試験では、4つの選択肢から1つを選ぶ問題だけでしたが、「総合」試験では複数を選ばせる問題もあります。配点については、複数を選ばせる問題は一つを選ばせる問題より、特別多いわけではありません。複数を選ぶ問題でつまづいてしまった場合でも時間をかけすぎないようにし、一つを選ぶ問題で着実に点数を得るようにしましょう。

どの科目も60%を取れば合格です。30%くらいは間違えてもよいと気楽に考えて、落ち着いて解答をしましょう。

「総合」試験では「国内」試験よりも、合格者の年齢層が高齢側に寄っています。30-39までの年齢層の合格者数が一番多いです。

合格者の業種を見ると、「国内」試験では、半数近くを占めていた学生の合格者は、「総合」試験では4分の1に減っています。一方で、「旅行業」の割合が半数を超えています。「国内」試験では「旅行業」の割合が10%と少しでしたので、それとは対照的です。

「総合」試験は、就職してから取得する人が多い資格だと言えるでしょう。

合格者数・合格率の推移

合格者数は、2000から5000人で、近年は減少傾向にあります。
合格率は、20-40%で、「国内」試験よりも難易度が高いです。近年はやはり減少傾向が見られます。
平成27年度は特に難易度が高かったようです。

過去問

過去5年分の過去問題と解答が、日本旅行業協会のWebページでダウンロードできます。

[総合旅行業務取扱管理者試験 試験問題・正解 https://www.jata-net.or.jp/seminar/exam/guide/exam.html]

 

受験申込

平成30年度の受験案内を参考にしています。

[総合旅行取扱管理者試験 受験案内 https://www.jata-net.or.jp/seminar/exam/exam_index.html]

提出書類

次の2点。

  1. 受験願書(受験者の写真を貼り付け)
  2. 受験手数料の納付を証明する証票(コピー不可)

試験科目の一部免除を申請する場合は、上のものに加えて、免除の根拠となる証書の縮小コピーを提出します。

願書に貼る写真

縦4.5cm×横3.5cmのパスポート申請用と同一サイズ。1枚。

受験料納付方法

銀行または郵便局から、日本旅行業協会所定の用紙を使用するかATMで振込。振込(払込)手数料は振込(払込)人の負担。

提出方法

簡易書留郵便による郵送、または持参。

国内旅行業務取扱管理者試験

国内旅行業務取扱管理者の試験について紹介します。

概要

国内旅行取扱管理者試験は、一般社団法人 全国旅行業協会 (ANTA)
が観光庁長官の試験事務代行機関として試験を実施しています。なお、総合旅行取扱管理者試験を実施しているのは、日本旅行業協会(JATA)です。

試験日 一年に一回。9月前半の日曜日。
(平成17-30年度は2-13日でした。)
試験地 9つ。北海道、宮城、埼玉、東京、愛知、大阪・神戸、広島、福岡、沖縄。
受験手数料 5,800円
試験時間 13:30-15:30 (13:00集合)
科目免除者: 14:10-15:30 (13:40集合)
受験資格 制限は特になし。
受験願書締切 例年7月上旬頃
受験票発送 例年8月中旬から下旬頃
合格発表 例年10月下旬頃

試験科目

試験科目は次の3科目です。

  1. 旅行業法及びこれに基づく命令
  2. 旅行業約款、運送約款及び宿泊約款
  3. 国内旅行実務
    • 運送機関及び宿泊施設の利用料金その他の旅行業務に関連する料金
    • 旅行業務の取扱いに関する実務処理

試験科目の一部免除者は、3. 国内旅行実務が免除されます。

1, 2 が法規問題で、3が国内観光地理、料金計算です。

1, 2は、試験範囲が法律の条文に限られるため、ほとんどが過去問と類似した問題になります。そのため比較的簡単に合格ラインを突破できるでしょう。

3は、過去問と類似した問題は1,2に比べるとあまり出ません。そのため、勉強量の多くをこの科目に費やすことになるでしょう。

試験の一部免除

試験科目 3.国内旅行実務についてのみ、試験科目の免除が定められています。

免除を受けるには、次の2つの方法があります。

  1. 前年度の試験の「3. 国内旅行実務」において合格点をとる。
  2. 全国旅行業協会が実施する国内旅行業務取扱管理者研修を受ける。

 

1.は例えば、今年度の試験で、国内旅行実務の科目は合格点だったけれど、他の法規科目が合格点に達せず不合格だったという場合に、翌年度の試験では、2つの法規科目のみを受ければよいということになります。「国内旅行実務」の科目合格が有効なのは翌年度までで、2年後の試験では免除になりませんので注意が必要です。

ただ、国内旅行実務の難易度が一番高いと思いますので、1年目に国内旅行実務の合格を狙い、2年目で法規科目での合格を狙う、といった2年ごしの挑戦には利点があまりないでしょう。一度で受かることを狙っていきましょう。

 

2の研修には、次のような受講条件があります。

旅行業者または旅行業者代理業者に最近5年以内に3年以上勤務しており、現在も引き続き旅行業務に従事している者

[国内旅行業務取扱管理者研修とは http://www.anta.or.jp/exam/kenshu/kanrisya_setsumei.html]

そのため、旅行業に就いていない受験者は受講することができません。

試験方式

4つの選択肢から1つを選ぶ多肢選択式です。解答はマークシートに記入します。

科目 配点合計(点) 配点と問題数 合格点
旅行業法及びこれに基づく命令 100 4点×25問 60点
旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 100 4点×25問 60点
国内旅行実務 100 2点×25問
3点×2問
4点×11問
60点

多肢選択式ですので、適当に選んだとしても25点くらいはとれます。合格点が60点ですので、残りの60-25 = 35点分を勉強すれば合格できます。気負わずに楽しく勉強しましょう。

合格者の年齢は、30歳以下が半数を超えます。また合格者の半数弱が学生である一方で、旅行業の人は10%ちょっとしかいません。

このことから、本資格は仕事に就いてから取得する人よりも、旅行業種へ就職する前の学生が取得する割合が多いことがわかります。

合格者数は五千人前後、合格率は30%前後です。難易度は比較的低く、国家資格としては簡単な部類に入ります。

過去問

平成17年度以降の試験問題・解答配点が、全国旅行業協会のページでダウンロードできます。なお、平成17年度から国内旅行業務取扱主任者から、国内旅行業務取扱管理者へと改称されています。

[各年度の実施状況 http://www.anta.or.jp/exam/shiken/kakomon.html]

受験申込

提出書類

次の3点。

  1. 受験願書
  2. 受験者の写真
  3. 受験手数料の納付を証明する証票

試験科目の一部免除を申請する場合は、上のものに加えて、次の書類のどちらかを提出します。

  1. 前年度または今年度の国内旅行業務取扱管理者研修修了証書
  2. 前年度の国内旅行業務取扱管理者試験 の結果通知書

「鮮明であればコピー可」です。

願書に貼る写真

縦4.5cm×横3.5cmのパスポート申請用と同一サイズ。受験者本人と明確に確認できるもの1枚。

受験料納付方法

全国旅行業協会所定の用紙を使用し、銀行または郵便局から入金。振込(払込)手数料は振込(払込)人の負担。

提出方法

簡易書留郵便による郵送、または持参。

受験日に持参するもの

  • HBまたはBの鉛筆(シャープペンシルを含む)
  • プラスチック消しゴム

マークシートを塗りつぶすのは、シャーペンよりも鉛筆の方が効率がよいので、先を削った鉛筆を3-4本持っていくのがよいでしょう。

鉛筆は1本だけだと、床に落としたときに試験監督に拾ってもらうまでの時間をロスしてしまいますし、不安になります。数本用意するようにしましょう。手動の鉛筆削りもあるとなお良いです。鉛筆・鉛筆削りは、100均でも売っています。

ボールペン・サインペンでマークしたものは機械で読み取りできませんので、鉛筆やシャーペンなど、「黒鉛」でマークするようにしましょう。ボールペンでマークしたとは見た目に気づかなくても、マークシートを読み取る機械に入れると、きれいに弾かれてしまうという話を聞きます。

また試験会場によっては、スリッパと外靴を入れる袋も必要です。受験票を確認するようにしてください。

電卓・携帯電話・スマホは試験中は使えません。

私が試験に行くときには、他に次のものを持参しますので、参考にしてください。

  • ハンカチ、ティッシュ
  • 飲み物
  • ゴミ袋(なにかと便利)
  • 電車賃、スイカ
  • 携帯電話(緊急連絡用。会場では電源オフでカバンにしまう)
  • 参考書(会場ではカバンにしまう)

私は別の試験に行く途中で、鞄の中でコーヒーが大量にこぼれたことがありますが、ゴミ袋とハンカチ2枚を持っていたので、それでなんとか処理をして試験時間に間に合うことができました。泣きそうにはなりましたが。