2018年 8月 の投稿一覧

旅行業務取扱管理者試験の国内と総合の同年度受験

国内試験と総合試験を、同年度に受験をすることは可能です。それぞれの旅行業協会に受験申し込みをします。

ただ同年度受験の場合は、もし国内資格に合格したとしても、その年の総合資格の科目免除には使えません。これは、国内資格の合格発表が、総合資格の申込締切よりも後であるためです。

 

では総合資格を目指している場合、同年度受験したほうがよいでしょうか。

良い点

  • 国内試験の方が、総合試験より一ヶ月早くありますので、プレテストとして力試しをするのには良いです。
  • 総合資格は、国内資格の内容を含んでいますので、勉強する内容は同じです。
  • もし総合試験が不合格でも、国内の資格は得ることができるかもしれません。勉強した成果としては、総合資格の「科目合格」よりも、「国内資格取得」の方が気分がよいでしょう。

どちらとも言えないか、悪い点

  • 科目免除という面では、あまり利点がありません。もし今年度総合試験に不合格で、翌年度に再度受験する場合は、総合試験の科目合格が免除の根拠に使えます。総合資格を3年以上かけて合格しようとする場合には、国内資格を持っていれば翌々年以降も免除の根拠として有効ですから、そのときに国内資格を取った意味がでてきます。
  • 国内試験の受験料5,800円がかかる。

そのため、総合の一発合格を狙っている方は、プレテストとして受けてみたい場合にのみ同年度受験をするとよいと思います。

旅行業務取扱管理者資格は役に立つか?

旅行業の就職試験の際

資格がないよりはましですが、資格があったら特別有利というわけではありません。同程度の採用候補者がいた場合に、有資格者の方が採用されるというくらいのものです。あるいは、面接にかからない人ような人でも、「総合」資格を持っていると面接まで漕ぎつけられることがある程度です。

また「国内」「総合」共に、それぞれ毎年数千人も合格しています。特に「国内」資格だと学生のうちに取得している人が多く、あまり差がつきません。

必置資格ではありますが、有資格者が足りなくて困っている営業所は現実にはあまりないと推測されます。特に就職競争率の高いような大きな会社では、有資格者が足りないということはありません。

新卒では、資格の有無よりも、面接のときにハキハキ受け答えできる方がずっと有利です。会社としては、十年やそれ以上の間、継続して働いてくれることを期待して人材を採用します。たとえ「総合」の資格でも合格率は20-30%と高く、社員に1-2年勉強させれば取得させることが出来てしまいます。それよりは、指導してもなかなか変えることのできない人間性が優れている学生を採りたいと考えるのは当然でしょう。

既卒では、資格の有無よりは経験を求められます。募集条件には、「経験のある方(資格があればなお良い)」と書かれることが多いようです。もし、これまで旅行業の経験がなく、経験がなくても応募できる募集に応募する場合には、旅行業への意欲をアピールするのに資格があると有利になります。

ただ、資格勉強をすることで得ることのできる体系的な知識は、旅行業種で仕事をする上であったほうがよいものです。試験問題は、旅行業協会によって幅広く必要な知識が詰め込まれていますので、旅行業についての本を1冊読むよりも、試験勉強をするほうがずっと深い知識を得られるでしょう。就職する前からどういう仕事をするのかも分かり、自分が旅行業種に向いているかどうか考える事もできます。

そのため、資格を持っていることにより就職が有利になるかどうかよりも、資格を取るために勉強することの利点に注目して、資格を取得するとよいでしょう。

今後、旅行関連の仕事に付きたいと考えているのであれば、資格がないよりはある方が良いのは確実ですので、すこし頑張って取得してみると楽しいと思います。

旅行業に就職してから

取扱管理者の資格は、旅行業種に就職した全員が取得するわけではありません。下記の質問サイトの返答を参考にすると、一般的な有資格率は30-40%程度ということです。旅行を直接取り扱うわけではない総務部や経理部では取得率は低い一方で、顧客と直接やり取りする部署では取得率は高いとのこと。

この資格は、就職試験ではあまり役にたたないですが、一方で入社したらその体系的な知識は仕事を早く覚えるのに役立ちます。総合資格を取得しなくてはならなくなることもありますので、学生の方は時間のあるうちに総合資格を目指して勉強するのが良いでしょう。歳をとるとだんだん記憶力が衰え、資格勉強がきつくなってきますしね。

国内資格は、社内でもあまり評価されないようです。しかし、国内資格は総合資格のベースの知識となりますし、総合資格を取る際の免除科目が増えますので、まずは通過地点と考え取得しておくと良いでしょう。

次の質問サイトの答えも参考になります。

他業種への就職試験の際

旅行関連の仕事以外への就職では全く役に立ちません。

私の場合は、面接の本題に入る前の話題くらいにはなることはありましたが、その程度でした。「旅行好きなんですか?」と聞かれて、旅行の話になり、場が和みましたので、それはそれで資格を取っていて良かったと思いました。

普段

自分で旅行を計画・手配するときには、知識は役に立っています。旅館のキャンセルの期限やキャンセル料のこと、JRでの割引についての約款などは、大雑把ですが今でも忘れずに覚えています。

また旅行地理は、教養として使えますし、例えば温泉好きの人と話をするときに盛り上がれます。また、難読地名を知っているとちょっと物知りぶれますし、飲み会でのネタになります。

また、資格を趣味で取る方もいらっしゃいますが、旅行や地理に興味がない方には、旅行地理を覚えるのがなかなか大変かもしれません。