旅行業務取扱管理者試験では民間の検定のように公式のテキストはありませんので、市販のテキストのなかから自分にあったものを購入することになります。
参考書は一冊買うとして、問題集も一冊買うようにしましょう。それぞれ数千円しますが、受験料を考えると、本を必要な分買って一発で合格するのが一番安上がりです。
問題集については、過去問はインターネットでダウンロードして印刷できますし、問題の解説も検索するとだいたい出てきます。やってみると結構手間ですし、テーマごとに勉強ができないのでおすすめはしませんが、面倒くさくない場合には、過去問は買わないというのも手です。
参考書・問題集は、実際に書店へ行き何冊か読んで決めるようにしましょう。自分が苦手そうな科目(例えば旅行地理)を、並んでいる本で読み比べてみて、一番わかりやすいと思った本を買うと間違いがないでしょう。
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国内試験用参考書
国内用のテキストはそれほど多種類ありません。
私のおすすめは、次の児山寛子さんの本です。全体的にわかりやすく解説してありますが、特に地理のページには、地図のイラストを使った説明があり、他の本よりも覚えやすいです。
問題集は、どれでも良いですが、解答が外せる使い勝手のよいものがおすすめです。参考書とは異なった視点からの解説がある方が参考になりますので、あえて参考書と同じシリーズで買わないのがよいと思います。
その方法に従うならば、国内用の参考書に児山寛子さんの本を購入した場合は、国内用の問題集には次のユーキャンの本がおすすめです。問題に「重要度」が載っているのが良いです。解答解説は別冊になっています。
総合試験用参考書
総合用の参考書には、次のユーキャンの本がおすすめです。速習というタイトルですが、652ペーシとボリュームがありますので、通読するのに時間はかかります。しかし一通りのことが載っていますので、試験で変わった問題が出ても安心です。特にJRの運賃料金、国際航空運賃の計算が詳しいです。本当かどうかは分かませんが、書店での売上は1位だそうです。
総合用の問題集には次の本がおすすめです。本当は他のシリーズだと良いのですが、他の本は解説が離れていて見にくかったり、テーマ別の本になっていて何冊も買わなくてはならなかったりしますので、これがよいと思います。
通信教育
通信教育は確かに自分で本を買って勉強するよりもお金がかかります。しかし、勉強のペースをコントロールするのが容易になりますし、わからない所は質問することができますので、完全な独学に不安がある方にはお勧めできる選択肢です。
一発合格しやすくなると考えると、一年後に受験する手間と費用がいらなくなるわけですから、それを考えると必ずしも費用が高いとは言えません。